―――――――――――――――――――chapter9 育て屋ドーブル――――――――――――――――――

 南の道をずっと進むと露店が一軒見えてきた。こんなに遠くても調査隊のみんなは利用してるんだろうから、凄い大事な施設なのかなぁ

 「Oh〜!ここに来たってことはミ〜のショップにご用ね?」
 いきなりの挨拶に俺が驚いていると、

 「トレビア〜ン?」
 とますます俺を煙に巻いた。そう声をかけてきたのは、一応店長のドーブル。男か女か本気でわからない。

 「ドーブルさん、今日はこれを持ってきたの、これタマゴかしら?」
 チコは凄いなぁ。まったく動じる様子が無い。

 「ウィーマドモアゼール…、」
 言語を一つに統一してくれ。

 「Oh、これは紛れもなくポケモンちゃんのタマゴで〜す」
 ちゃん!?

 「とってもビューティフォ〜なタマゴで〜す。ここのところは花…もといフラワーをつけたらもっと綺麗になるでしょ〜う、」
 何で直すんだよ。

 「このタマゴ…もといエッグは私の…いやミ〜のショップで育てるということでよろし〜いですか〜?」
 だからなんで直すんだよ。しかもエッグて。

 「ぜひドーブルさんのところでこのエッグを預かってください」
 チコに写った!?。

 「心得てござるっ!」
 急に口調変わったよ!?この店長!いったい全体なにものなんだ?

 「じゃぁお願いね、しばらくたったらまた様子を見に来るわ」
 チコも少しは動じようよ…。まぁこういう人だと知ってるんだろうケド。

 「アスタラビスタ〜」
 だから言語統一しよう?
 
 (チコは『シェイシェイ』と返した。慣れてるな、俺は『ダンケシェーン』と言っておけばよかったかな)

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 「ちょっと変わった人だったでしょう?」
 チコが中央広場に戻る途中で聞いた。

 「ちょっと?かなりの間違いだろ」
 あれがちょっとってチコのかなりはどんだけなんだ?

 「ドーブルさんのところには色んなポケモンが集まってくるから、噂では六ヶ国語も話せるんですって、凄いわねぇ」
 そういうことじゃなくってな。でもチコの知ってるポケモン達がどんなにタイプ:ワイルドか解ったよ。

 「チコって不思議な奴だなぁ」
 と俺が漏らした。

 「そう?シンゴのほうがよっぽど不思議だよ??私たち不思議同士で相性抜群ね」
 勝手にまとめちゃったよ、でもそういうチコって…。

 あいかわらずそんな他愛も無い話をしながらゆっくり中央広場に向かっていると、ムクホークが前を歩いていた。

 「ムクホークさん!」
 チコはほんの少し緊張したような声で呼び止めた。

 「あぁ、チコさんシンゴさん。伝言板を見てお二人を探していたところなんです。疾風の草原で不審なポケモンを見たそうですね?」
 相変わらずかっこいい声だ。

 俺たち二人はムクホークの問いかけに同時に頷いた。

 「もう少し詳しくお伺いしたいのですが、お時間大丈夫ですか?」
 
 「大丈夫です」
 
 「それでは立ち話もなんなので、コーヒーでも飲みながら話しましょう」
 
 「は、はい」
 と答えるチコは声がやや上ずっている。

 チコと俺はムクホークについていった。

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 「それでは、見かけたポケモンの特徴を教えてください。どんな些細なことでもかまいませんよ」
 
 リストランテの一番隅っこの目立たないところに俺たちは座った。

 「えっと、身長は私より少し大きいくらいで1mくらいかしら?頭に何か飾りのようなものがついたの、帽子かしら?よくわからないんだけど。体の形は海老のような形だったと思うわ」

 ムクホークは真剣にメモを取りながら聞いている。そして、

 「シンゴさんは何か気が付かれませんでしたか?」
 
 「真っ直ぐ立っていたというイメージではなかったような…?。4本足なのかなぁ」

 「そうそう、私もそう思ったわ」
 そんな感じのなんとも言いがたい雰囲気を感じ取ったんだよな。

 「そのポケモンが何をしていたかわかりますか?」
 ムクホークはメモを取りながらもしっかり俺達のほうを見ながら質問する。

 「うーん、隠れていた。のかしら?何かしているようには見えなかったわね」
 
 「木陰でよく見えなかったけれどあえて木陰にいるような気がしたね」
 
 俺たちから主な話を聞いた頃を見計らってムクホークはケーキとコーヒーを注文した。

 「冷めないうちにどうぞ。私も喉が渇きました。」
 そう言ってムクホークはおいしそうにエスプレッソを飲んだ。なにか考え込むような面持ちをしている。

 「わぁい、いただきます。」
 多分今、一瞬ムクホークの事を忘れたな。おいしそうにケーキを食べている。

 「ご協力ありがとうございました、お二人はごゆっくり。私はこれで失礼します。それから…ダンジョンに行くときはくれぐれも注意してくださいね」

 俺たち二人を代わる代わる見ながらムクホークはそういって、次の仕事に向かった。忙しいポケモンだなぁ

 「ムクホークさん、相変わらずかっこいいわねぇ」
 チコは頬を赤らめながらそう言った。ケーキもおごって貰ったし、相乗効果か?

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 「さて、ダンジョン行きましょうか」
 チコは中央広場に出るとそう言った。

 「あ!チコちゃんチコちゃん。あ、それとシンゴちゃん」
 そう呼び止めたのはガルーラおばちゃん、一体どうしたんだ?ってか付け足しかよ俺。

 「ほら、この間うちに預けた化石。あれね見てもらえるところがあるんだよ」
 
 「え?どこなの、おばちゃん」
 チコは反射的に答えた。

 「ヤドンさんの鑑定所さ。サン・ポケ美術館の中にあるみたいよ」
 
 「ヤドンさん、そんなこともやってるのね」
 あの説明じゃ解らなかったもんな。

 「じゃぁ早速鑑定しに行こうか」
 
 俺たちは早速ガルーラおばちゃんの倉庫で化石を引き出し、ヤドンの鑑定所に向かった。

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 「入館料200ポケね」
 チャーレムの反応は相変わらず。つい、さっき掃除手伝ったのがウソみたいだ。

 「こっちだったわよね」
 チコはフロアに入ってすぐ右に曲がった。

 「ヤドンさん、こんにちわ。今日はこの化石を鑑定してもらいたくて来たんだけど?」
 
 「・・・・」
 ん?また寝てるのか?

 「・・・・こんにちわ」
 起きてた。

 「かせき・・・・ここ・・・・置く」
 そう言うとヤドンは尻尾で自分の横のスペースを指した。

 「置いたわよ、ヤドンさん」
 チコはその辺りに化石を置いた。

 「・・・・・・・・」
 
 「次はどうすればいいのかしら?」
 
 「zZz」
 寝るなぁ!!

 「ヤドンさん!!」

 「ふわっ・・・・そのまま・・・・まつ」
 
 「このまま待ってればいいのね」
 
 「・・・・・・・・」
 
 「…………」
 どっちがどっちだか解らないな。

 「・・・・」
 
 「、、、ヤドンさん?」

 「zZz」
 なんだかこのままループしそうな気がしてきた。

 「どうするシンゴ?これって今日中に終わるのかしら?」
 
 チコと小一時間くらいそこにいたが何もおきそうも無い。

 「うーん、今日はもう引き上げようか?」
 
 「でも私たちが引き上げた後この化石の価値をヤドンさんが言うって可能性もあるのよね」
 
 そうやって俺たちが引き上げようかどうか迷っていると、

 「・・・・かせき」
 
 「あ、ヤドンさん!、何か解ったの?」
 
 「価値・・・・解った」

 「やったシンゴ、解ったみたい」

 「この緑のリボン・・・・持って行く」
 ヤドンはどこからか小さな勲章のようなリボンを出した。緑色のモンスターボールに緑、白、赤の縦じまのリボンがくっついている。

 「えっとどこに持っていくのかしら?」
 
 「商店・・・・」

 「カクレオン商店さんに持っていけばいいのね?ありがとう!。じゃ、行きましょうシンゴ」

 「あ、うん」

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 「うわぁもうかなり暗くなっちゃったわね」
 時刻は午後6時ごろ、空はすっかり暗い。

 「さ、急いで商店行きましょ」
 
 商店へは初めて行くな。今度はどんな変な店長が出てくるのかな。

 「いらっしゃ〜い」
 カクレオン商店の店長二人が声をかけてきた。店長が二人いるのか、変わった店だな。片方のカクレオンは紫色、つまり色違いだ。挨拶の声は見事にシンクロしており、二人とも少し鼻にかかった声だ。体の色が同じだったら見分けが付かないだろうな、同じ声だし。もしかしたら、双子なのかもしれないな。

 「今日はどんなようで来たんでしょうかぁ?」
 緑色のカクレオンのほうが俺たちに聞いてきた。

 「えっと、ヤドンの鑑定所に行ったら、これを商店に持って行くように言われたんだけど?」
 チコは調査隊キットからリボンを取り出した。
 
 「ちょっと見せてくださいねぇ」
 紫色のカクレオンがリボンを受け取った。

 「うわわわわわ!こっこれは!!」
 緑色のカクレオンがそれを見て叫ぶ。それにしても見事に交互に発言しているな。

 「ど、どうしたの?」
 チコが尋ねた。カクレオンのビックリした顔にチコもつられてビックリしている。

 「これは、かなり高いランクの鑑定品に送られるリボンですねぇ!」
 と紫。こいつらどっちかが兄でどっちかが弟なんだろうが、どっちがどっちだろう?少し気になる。
 
 「鑑定品はなんですかぁ?」
 発言は…以下略。

 「この化石なんだけど…」

 「この化石は当商店で買い取ることも出来ますが、どうしますかぁ?」
 紫

 「え?いくらになるのかしら?」
 
 「5000ポケですぅ」
 緑

 「え、500ポケ?」
 聞き間違いだと思って聞きなおすチコ。

 「いえ、5000ポケですぅ」
 と紫。でも聞き間違いじゃなかった。
  
 「え?…」 
 チコの表情が固まった。俺も固まった。

 「えぇえぇ!!??」
 高ぇえぇ!!

 「買い取るということでよろしんですよねぇ?」
 緑

 「それともこのままお持ち帰りますかぁ?」
 柴…おっと間違えた。紫な。
 
 「どうする、シンゴ。これはあなたのものだから、あなたが決めて」

 「うん、これを買い取ってもらえば、チコへの借金も完済できるね。ぜひ買い取ってください」
 
 「ありがとうございまぁす」
 縁…いや緑な。

 「ではこれ化石の代金5000ポケですぅ」
 と紫は表面に見たことも無い記号が書いてある袋を手渡した。その記号はMの真ん中に横棒を引いたような形をしていた。多分「ポケ」の記号だろう。

 「ここで数えますかぁ?」
 線…無理があるか。

 「念のため数えます。」
 まぁカクレオンさん達を信用してないわけじゃないけど、一応な。

 「100ポケ金貨が50枚あるはずですぅ」
 とパープル。英語で言ってみました。

 中に入ってる金貨は昨日ダンジョンで拾った、金貨より大きい気がした。もう銀行に預けたからハッキリとは解らないけど。

 「確かに100ポケ金貨ね」
 チコが袋を覗き込んで言った。

 「えっと、1、2、3、…」
 俺はカクレオン商店のカウンターに金貨を並べながら数えた。10枚ずつ重ねていった。確かに山が5つ出来た。ちゃんと50枚あるな。

 「はい、確かに」
 俺は数え終わると山を掴みながら袋に入れていった。

 「じゃ、カイシン。そろそろ晩御飯食べにいこっか」
 すべての金貨が袋に収まり終わった頃合いを見計らってチコが発言した。

 「うん、そうだね」
 丁度いい時間帯だ。今日はダンジョン行けなかったな。

 「ありがとうございましたぁ〜」
 帰りのときは予想通り2匹の声がシンクロした。どうやってあわせてるんだろう、少し気になる。

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 俺とチコがリストランテで注文するものを考えていると、

 「ブォナセ〜ラ!リストランテ・バリヤードへようこそ〜」
 とバリヤードの明るい声が聞こえてきた。なんとなくその方向を見ると、入ってきたのは、なんとポケドーロのグレイシアだった。すぐ後からブラッキーが付いて来た。とても親しげな様子だ

 「チコっ、グレイシアさんだよ」
 俺は小さな声でメニューを楽しそうに見ているチコに伝えた。

 「あっホントだわ。一緒にいるブラッキーは誰かしら?」
 ブラッキーでしょ?、いやそういうことじゃないか。

 するとなんと案内されて二人が席に着いたのは、俺たちの席の真横だった。

 真横にこのメルカートで一番ランクが高いチームの一人がいる、なんだか緊張するなぁ。どんな声の持ち主なんだろうきっと落ち着いていてやや低めの声だな。イメージでは。

 「バリヤードさ〜ん、来て〜。注文決まった〜」
 と甲高い声でグレイシアは言った。… ギ ャ ル か よ っ !

 「えっと〜、モモンのジェラートと〜、テイラミスと〜、チョコバナナパフェ…あ、あと本日のドルチェもね」
 そんなに甘いものだけ食うの!?という俺の疑問を受けたかのようにブラッキーが、

 「グレイス、ちゃんとご飯らしいご飯は食べないのか?」
 と言って、(グレイスって名前なんだな)バリヤードに

 「ペンネとタリアテッレとサラダもお願いします」
 と言った。タリアテッレ出てきた!。今のところここで食った中ではそれなりに値も張ったが凄くおいしかった。なんだか解らないんだけどな。

 「え〜グレイス、サラダ食べないし〜トマトとかキラ〜イ」
 
 「まったく、お前も成長しないなぁ。お菓子ばかり食べてると、そのうち骨と皮だけになるぞ」
 なんねぇよ。

 二人の会話を聞いていてチコはブラッキーのことが気になったらしい。バリヤードに注文をとりながら、

 「あの人だぁれ?」
 とこっそり聞いていた。

 バリヤードは
 「あぁ、あのブラッキーはグレイシアさんのお兄さんですよ。」
 と言った。お兄さんいたんだ!?

 っていうかグレイシア(呼び捨て)は、普段落ち着いて見えるけど、ブラッキーお兄さんと一緒だとあんなに子供っぽいんだなぁ

 「お兄さんだったのね」
 チコは真横にいる二人に聞こえないように俺に言った。
 
 「それにしても何で今日はお兄さんと食事に来たのかしらね…?」
 確かに。もうしばらく二人の会話を聞いてるか、面白いし。

 「今日は兄貴しかこないんだっけぇ?」
 グレイシアは髪の毛(もみあげ?)をくるくるしながら聞いた。

 「あぁ、父さんも母さんも忙しいし、弟は『ママもパパも行かないなら今日は行かない』ってさ。妹は弟の世話を見るために家に残ったよ」
 6人も!?結構大家族!?、発言から察するに弟は結構小さいんだな。

 「ふぅん」
 自分から聞いといて結構そっけない対応だな…。今度は耳をいじってる。

 二人はお互いの仕事の話をしながら、食事を続けている。グレイシアが『本日のドルチェ』を持ってきてもらうように頼んだ。すると、バリヤードがワゴンで何か運んできた。何かは銀色のフタがかぶせてあった。

 「誕生日おめでとうございます〜。グレイスさん、こちらはお兄さんからのオーダーなんですよ。」
 バリヤードが銀のフタを開けると、綺麗な飴細工が飾られた、白いケーキが出てきた。

 「すっごぉ〜いぃ!兄貴、無理したんでしょ?」
 といいながら結構うれしそうなグレイシア。女の子ってどうしてこんな甘いもの好きなんだろう。

 「ねぇ、そこの二人、S&Tのシンゴとチコだっけぇ?」
 急にグレイシアがこっちを向いて、聞いてきた。名前知ってる!?

 「はっはい!なんですか?」
 チコは緊張しながら答えた。

 「へぇ、チコって結構真面目さんなんだぁ。ねぇ、一緒にケーキ食べなぁい?一人じゃこんなに食べきれないしぃ。早くこっちに来てぇ」
 流石のグレイシアもジェラートと、テイラミスと、パフェと…まぁ食えないだろ。普通は。

 「いっいいんですか?凄く素敵なケーキですね。早く、シンゴも来て来て!」
 と言いながらチコはいそいそと席をうつった。いいのかなぁ

 「はっはじめまして、S&Tのチコと…シンゴです。」
 と初対面のブラッキーにチコは挨拶した。俺も続いて頭を下げる。

 「あ、はじめまして。妹がお世話になってます。」
 お世話………したこと一度も無いよな。まぁ社交辞令だろうけど。

 「えっと、お誕生日おめでとうございます。お祝いの歌、歌いませんか?」
 
 「お祝いの歌って言うと、やっぱりハッピーバースデーかな」
 とブラッキー。
 
 ブラッキーは俺たちの顔を見ながら、息を合わせて、
 「ハッピーバースデートゥユー、ハッピーバースデートゥユー、ハッピーバースデーディアグレイスー、ハッピーバースデートゥユー♪」
 と3人で歌って拍手をした。ちょっと恥ずかしい。グレイシアはニコニコと3人を見ている。

 「いえぇ〜い!」
 グレイシアは歓声をあげると、ロウソクを一気に吹き消した。

 ブラッキーは意外なくらい上手に、ケーキを4つに切り分けた。虹のような飴細工が飾られていたとこを、グレイシアに取り分けた。ケーキは4人でおいしくいただきました。

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 「ふぅ、今日はケーキ2つも、しかもタダで食べちゃったわ。」
 家に帰る途中チコがそういって来た。

 「あ、あぁ…」
  さっき、幸せそうなグライシアを見て『兄妹っていいなぁ』とか思った。そういえばチコには家族っているのかな?。俺は…どうだったんだろう、、?、、唯一の手がかりは一昨日の夜に聞こえた謎の声だけか。あいつはひょっとすると家族だったのかなぁ。

 「シンゴ…」
 俺のそんな複雑な心境を汲み取ってかチコが心配そうに声をかけてきた。

 「大丈夫、チコ。心配しないで、ありがとう」
 
 「うん…。シンゴが大丈夫ならきっと大丈夫だよ。」
 チコが隣にいてくれるならきっと大丈夫な気もしてきた。

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 「おやすみ、シンゴ」

 「お休み、チコ」
 明日もチコと楽しい日が過ごせますように 

 zzZ… 
 
―――――――――chapter9 育て屋ドーブル:END chapter10 新たなファミリー に続く――――――――