ようこそ!

ポケモンの世界へ!!

ここはポケモン達が住む、ポケモンだけの世界だ

さて、さっそくだがキミに災難が襲いかかってしまったようだ

どうやら、キミは、なぜかポケモンになり、しかもこの世界に迷い込んでしまったようなんだ

さらに、どうやらキミはキミであった時の記憶を全てなくしているみたいなんだ

ここでキミは重要な選択をしなくてはいけない

キミはこの世界でどうする…いや、どうしたいか?

え?すべてを思い出す努力をする??

そう…そうだよね、なぜこの世界に来てしまったのか気になるもんね

たとえ…最後は「大切な人」と離れてしまって「END」になったとしても…

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 *「無茶苦茶じゃないか!何でこうなった!!」
  おかしいじゃないか、こんなの、デタラメだ、すべてウソだ、そう思いたい。いや、そうであってくれ

「仕方ないわよこれは必然だわ」
  確かにそうだ、そうなんだけどよ!!やっぱり間違ってる!!

 *「そんなことあってたまるかよ!!こんな!こんな!!」
  悲しすぎるじゃないか、なぜ、なぜだ!!!狂ってる!!

「私達じゃどうしようもないわ」
  理屈を聞いてるんじゃない、俺は結果を求めるタイプだ、結果だけ見たら、これはどう考えても間違った選択だ。

 *「そうだよ、そうだ●●●●●●●●●」
  理屈では出来そうじゃないか?あくまで雰囲気の話だが

「え?何を言ってるの?そんなこと、出来るわけないじゃない」
 そんなの解ってる!!でも俺は…

 *「そんなの!やってみなきゃわからないだろ!!!!」
  行動あるのみだ、なんとか、なんとかするさ!

「あ、、!!!どこへ行くの!!!!」


――――――――――――――――――chapter1 パートナーと自分――――――――――――――――――


 うぅん、あれ、自分は何でこんなところに居るんだ?、

 どうやら、ここは草原みたいだ、そよ風に揺らされた、草の感触が頬に伝わる、

 薄目を開ける見てみると、そこにはただ、だだっ広い、草原が遥かかなたまで続いているみたいだ、ところで、俺は誰だっけ?何にも思い出せない?

 頭がガンガン痛む、もう少しここで眠っていたいな、

*「……ねぇ……」

 ん?空耳かな???今誰かに呼ばれたような

*「ねぇ、キミ、大丈夫??」

 俺は再び薄目を開けてみた、そこには黄緑色の短く小さな足とそこの先っぽに遠慮がちについた爪が見えた、目の前に足が見えるってことはこいつは4足歩行、ん?、こいつは知ってるぞ、こいつは…

「チ、チコリータっ!!!?」
 俺の目の前にチコリータがいる、なぜだ、わけが解らない

 「よかったぁ!!気がついたんだね!いつもここの『疾風の草原』には散歩で来るんだけど、来たら、誰かが倒れてるじゃない?もう心配になっちゃって!」
 そうゆうチコリータはかなり明るい性格だ、と一目でわかるほど明るい、にしても
 
「ちょ…待ってくれよ、チコリータ、君はボクの身長を考えるとかなり大きくないかい?」
ありえないはずだぞ、それに、、、

 「え?なにトンチンカンな事言ってるの???キミ…どこからどうみても立派なワニノコじゃない(笑)」
 とチコリータはさも俺がジョークを飛ばしているのかというように笑い飛ばした、え?????…水色の短い手足、それに見合った短い指…お尻にはトゲのついた尻尾…

「うわぁぁああ!!!ホントだ!!!俺、ワニノコになってる!!!」
 どうなってんだ!!?これ…

 「キミってなんか変な奴だね?、、ところで、キミの名前はなんていうの?」
 変な奴…そうなのか?確かに自分でものすごくまともだとは思っちゃいないが…名前???えっと…名前は、なんだっけな、、、確か、、

「シンゴ…」
 確かそんな名前だったような…自分の名前すらうろ覚えとは、いったい俺に何があったんだ???

 「シンゴ?シンゴって、変わった名前だね!!(笑)私はチコリータのチコ、よろしくね」
 こちらこそよろしく、初対面で自己紹介か、かなりはっちゃけてるな…

(自分はどうしてここにいるんだろう?何も思い出せない)

 「…ねぇ、シンゴはひょっとして行く所が無いの?」
 行く所か、まぁあるわけない、初めて来るトコなんだし

 「じゃぁちょっと私について来てよ!!」
 え、まぁいいか、悪いポケモンには見えないし…ここでぼーっとしてても仕方無い、俺はチコリータについて行くことにした。

 しばらく草原を歩いて行くと、砂利道が現れ、その道がだんだんと幅が広くなっていき、町並みが見えてきた

 「ここが私のすんでいる町なの」
 へぇチコはこんなところに住んでいるのか


 「そんなに大きくは無いけれど、とても暮らしやすい町なのよ、たいがいのものはここでそろうわ」
 メインストリートとおぼしき場所の両側には6店ぐらいの店があり、一番奥には広場、中央には噴水がある、その先には豪華で大きな建物があるようだ。

 「そうねぇ…ところでお腹すかない?私ペコペコなの」
 え?飯?そういえばお腹すいたなぁ

 「うーん、でも俺、お金持ってないし」
 常識で考えても持ってるわけが無いよ

 「大丈夫よ!私が貸してあげるわ!!ちゃんと返すのよ」
 貸しかよ、以外にケチだな、それに…

 「返せって言われても」
 どうやってよ??

 「まぁまぁ!それはあとでいいじゃない!!行くわよ、ご飯ご飯」
 ってお〜い、そう言うとチコはつかつかと奥の広場のほうに進んで行ってしまった、俺も慌てて後を追う、

 奥の丸い広場に着くと、真北と北東の両方に伸びている道の間に広場に向かい合わせになる形で店がある、チコはそこに入っていくようだ、俺も後に続く、

 「ボンジョ〜ルノ!、リストランテ・バリヤードへようこそ〜!あ、チコさん、いつもどうも、、、えっとこちらの方は、、お友達??」
 店に入るやいなや、オーナーと思われるバリヤードがそう話しかけてきた、どうやら、チコは常連らしい、そのお店は意外に広く、かなり繁盛している、店内は4人がけの丸いテーブルがたくさんあり、ぱっと見、全部で40人〜50人くらいは座れるように見える

 「うん、さっきそこで知り合ったの」
  もうすでに友達なんだなぁ

 「そうですか、、では、お連れ様と一緒にこちらの席へどうぞ…」
  と言うとバリヤードはチコと俺を開いている席に案内した。途中でゴンベががっつき過ぎて苦しそうにしているのが目に入った、そんなに食うなよ。

 
 「ご注文は?」
 席に着くなり、バリヤードがそう聞いてきた、って言われてもメニュー何があるか解らんのだが…?

 「えっと、オレンのピザ2つに、、、デザートは、」
 まぁ、いいかここはチコに任しておこう

 「いつものですね?」
 バリヤードはほほえんでそう言った、どうやらデザートはいつも同じものらしいな

 「うん!お願い!!!」
 注文を聞くとバリヤードは厨房の料理人のライチュウに指示を出しにそそくさと行ってしまった。、、注文を聞いてライチュウはピザを作り始めたようだ、この席からは丁度、厨房がいい具合に見える、(まぁ丸いテーブル何だから、見ようと思えば何処からでも見れるだろうが)、どうやら、ピザはちゃんと石窯で焼いているらしいな

 他のお客の注文している料理もバリヤードの手によりワゴンに乗せられ順次運ばれていく、正直嗅いだことも無いような、いい匂いが漂ってくる、お腹すいたなぁ早く出来ないかな、ピザ

 「はい、お待たせ!ご注文のオレンのピザです」
 ちょっと帰ろうかな、と思い始めたときに、(ものの30分も経ってないと思うが)ピザが出来上がったようだ、にしても料理以外は全部バリヤードがやるんだな、大変だなぁ

 「ほら!おいしそうでしょう?いっただっきま〜す!!」
 チコは美味そうに食事をしだした、そのピザは形でピザだとわかるが見たことも無い具材が乗っている、そのせいかあまりおいしそうには見えないが?

 「どうしたのシンゴ?食べないの??私が食べちゃうよ??」
 女の子なのに1人でピザ2枚食うのか?にしてもこのピザ、とても食欲をそそる匂いだ、ええい!食べちゃえ!!

 「ん、お、おいしい!!」
 今まで食べたことも無いようなとても不思議な味がする、詳しく言うと、辛さと苦さと渋さとすっぱさがとてもバランスよく感じられる

 「でしょう!ここの『メルカート』で一番おいしいお店なのよ!!ここ!!!」
 ここの町の名前はどうやら、”メルカート”と言うらしい

 「はい!食後のデザート!!『モモンのジェラート』お待たせしました!!」
 俺とチコが丁度ピザを食べ終わった頃にデザートが届いた、ネーミングからして食うまでも無く甘そうだ

 「わぁ!来た来た!!いっただっきま〜す、ん〜これよ!これ!!」
 チコはそのジェラートを小さなスプーンでおいしそうに食べだした、やっぱり女の子なんだなぁ
ふと思ったがさっき”一番おいしい”って言ってたのはひょっとしてこれの事じゃあるまいな?

 「このジェラート、シンゴも食べる??おいしいよ!!!」
 いや、いいや、甘いものそんなに好きじゃないし
 
 「ねぇ、シンゴはなんであんなところに居たの?」
 チコがジェラートを食べ終わる頃に突然そう聞いてきた、そういえば店に入ってからほとんど喋っていないな、”おいしい”以外の発言をしていないぞ、俺

 「それがさ、何も覚えてないんだよ、当然何か目的があってそこに居たんだろうけど、記憶喪失になっちゃったみたいでさ、自分が何者かも良くわからないんだ」
 うむ、俺怪しすぎるな

 「ふぅん、そうなんだ」
 えぇえ!あっさり流した!?

 「え、ちょっとそれだけ?普通怪しい奴なんじゃないかとか考えない??」
 ここは治安がとてつもなくいいのかな?

 「シンゴは怪しい奴なの?」
 チコはジェラートをぱくぱく食べながら俺に聞いた、食べるの遅いな、そこじゃないか、今思うところは…

 「いや、そうゆうわけじゃないけど、記憶を失ってるわけだし、もしかしたら…」
 考えられない話じゃないだろ?

 「私はシンゴが怪しい奴とはとても思えないの、それでいいじゃない!」
 チコは一片の迷いも無く、こう言った、いっそすがすがしいな

 「ごちそうさま!今日もおいしかった!!」
 多分、この話はもうここで終わったな、チコは食べ終わるやいなや、出口のすでにバリヤードが待機しているほうに向かう

 「はい、ありがとうございました、お会計760ポケでございます」
 ポケっていうのはおそらく、お金の単位だろう、記憶がなくなる前の事はまったく解らないからそれと比較はしようがないな、すまん
 
 「さ、行くよ、シンゴ」
 チコはあの短い足でお会計を済ませ、俺と共に店を後にした
 
 「さて、これからどうしよっか?」
 と聞かれても、っていうかお金どうやって、かつ、いつ返すの?

 「そうだ!ここのメルカートの主な施設を案内するわよ!!着いてきてっ!!」
 元気だなぁしかし、体力は底を尽きないのか?

 「あぁ、そうだな、そうしてくれ」
 この町のかってがわからないままここに滞在するのもなんか変だし

 「まず、私達が居る、ここが中央広場、中央にでっかい噴水があるの!!」
 それはさっき気がついたな、いやでも目に入るし

 「そしてこの真東に伸びる道がメインストリート、お店もここに集中しているの」
 ふうん、どんなお店があるのかな?まぁそれは後で教えてくれるだろう

 「そしてこのメインストリートの真正面にあって一番目立つこの建物が、美術館と図書館」
 このデカイ建物は美術館と図書館なのか、2つ合わさってりゃ、そりゃぁでかいだろう

 「この噴水の前から見ればわかるけど、北と北東と東と東南と南の5つにそれぞれ道が伸びているの」
 ここから見ると、確かにものの見事に左右対称に、5つの道が伸びている

 「えっと、まず北はね、まっすぐ行くと『ザングースの鍛錬所』さんがあるんだけれど、今は営業して無いの、あとはずっと行くと山があるくらいで、特に何も無いわね」
 あっさりした紹介だなぁ、

 「北と北東の道の間にある店が今私達が食事してきた『リストランテ・バリヤード』さん、モモンのジェラートの美味さといったら格別よ!」
 うん、知ってる

 「北東の道は『メルカートのドン』さんの家と繋がっているの」
 
 「メルカートのドン?」
 なんだそれ?なんか怖そうだな

 「えっと、それは後で説明するわ、北東とメインストリートの間の店、バリヤードさんの店と同じように広場に向かい合ってるから、つまりバリヤードさんのお店のお隣、にあるのが『ホーホー銀行』さん、ここにお金を預けておけば絶対安泰よ」
 ふむふむ、で、お金はいつ返せば?、けっこうガッツクな、俺

 「やっぱりこの広場に向かい合ってる、ホーホーさんの店のお隣、つまりメインストリートと東南の道の間のお店が『ジュペッタのトレード店』さんなんだけれど、今のところ私達には関係ないから説明は省くわね」
 まぁ何かをトレードする店なんだろう、当たり前か

 「で、南の道を真っ直ぐ行くと、」
 あれ?東南の道は??真っ直ぐ行くと何があるんだ??説明飛ばしたぞ?

 「『育て屋ドーブル』さんよ、ここも今のところは関係ないから説明しないわね」
 けっこういい加減だな

 「さて、あとはメインストリートにある紹介してない4店を紹介したら、メルカートのドンさんのところに行くわよ!さ!急いで紹介しちゃうから早く着いてきて!!」
 え?ごめんつっこみきれない??なんでメルカートのドンとやらに会わなきゃいけないの??、という質問をする暇も無くチコはメインストリートを進んでいってしまった、まぁ後で言ってくれるだろう

 「えっと広場から外に出るほうに向かって紹介していくわね、まず銀行のとなりの店が『カクレオン商店』さん『調査隊』必須のアイテムがここでそろうわ」
 え、ごめ、調査隊って??、でもチコはかなりの早口で紹介しているので口を挟む余裕が無い、お〜い

 「商店のお隣が『ガルーラの倉庫』さん、調査隊で集めたお宝を預けたりするわ、で、商店の真向かいのお店が『ポリゴンZ編成所』さん、ここで調査隊のチームを変えたりするの、あと倉庫のお向かい、つまり編成所のお隣にもこんど新しくお店が出来るみたいだけど、まだなんだかわからないわ」
 えっと、あれが商店で、あれが倉庫で、あれが編成所、で調査隊って??

 「えっと、こんなものかしら、質問有る?」
 どうやら説明が一段落ついたらしい、とりあえず、

 「調査隊って何だ?」
 ここかな、聞くのは
 
 「調査隊って言うのはね、ダンジョンっていう不思議な場所を調べて、そこがどうゆうことか調べたり、財宝を発見したりするのよ、ここのメルカートの東南の道沿いに住んでいる人たちはみ〜んな調査隊なの!!」
 へぇ、だからさっき東南の道の紹介だけ飛ばしたんだろうな

 「ところでシンゴはどうする?調査隊やる??」
 う〜ん、もしかしたら調査隊になれば、ふとした拍子に記憶を取り戻す糸口みたいなものがつかめるかも知れないしなぁ

 「じゃぁ調査隊、やるかな、」
 他にやることも無いしね

 「よかった〜!じゃぁ調査隊!!私のチームで一緒にやろうよ!!」
 どうやらチコはもうすでに調査隊らしいな、まぁこれだけ知ってるし大体想像できたが

 「まず調査隊になるんだったら、『メルカートのドン』さんに挨拶に行ったほうがいいと思うわ」
 めんどくさいな、オイ

 「チーム名変えるためにも行かなきゃいけないし、じゃぁさっそく一緒に挨拶に行きましょうか!」
 多分チーム名変えるほうが主体でしょ? 

 疑問を感じながらも、チコと俺はさっそく北東の道に向かった

―――――――――chapter1 パートナーと自分:END―chapter2 メルカートのドン に続く―――――――