よう、
えーっと とりあえず”はじめまして”かな、俺、ラティオス、一応伝説のポケモンって奴だ。まぁいわゆる”ニンゲン”が勝手につけた、肩書きだし、ゆえに大っ嫌いだけどな、ただ普通のポケモンより移動速度が少しばかり早いだけだっツーの。
あーっと…ちなみにお前らひょっとしてニンゲン? まぁいくらおれが”伝説のポケモン”っていわれてるやつでも心で思ってることを読むなとまでいえないから、この話を誰が聞いてようが関係ないけどな、虫が好かないけど、
もう言う必要はないと思うが、俺はニンゲンがあまり好きじゃない、というか大嫌いだ(キッパリ)、うん。
まさか俺がこんな事に巻き込まれることになるとはなぁ…思ってもみなかったよ、
まぁ平たく言えば、愚痴みたいなもんだ、最後まで聞いてくれや、というか、むしろ、聞け。
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その日はいつも通りにおれの妹と…あ、妹ってのはニンゲン風に言うと”ラティアス”な、まぁこの呼び名も嫌いだけど、
えーっと話を戻してと、妹と散歩(散飛か?そんな言葉、たぶん無いけどな)してたんだ、…ぶっちゃけしたくてしてたわけじゃないが、
おれの妹はかなり活発でな、俺の妹だけずっと倍速で動いてるんじゃないかってたまに思う(このギャグが本当ならすごいな、俺の妹は)、もう少し落ち着けないのか?
まぁ妹はおれに”もっと楽しそうに出来ないの?”ってよく言うけどな、一応これでも楽しんでるつもりなんだが…。
おっと話がだいぶそれたか…? とりあえず散歩してたのよ。そしたらな…えーっとここから先の出来事はほぼリアルタイムで、その時俺が思ったことも含めて回想するぞ、流れもわかりやすいしな、
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「にいさ〜ん」今日もまだ半分眠っているうちから妹に半ば無理やり起こされた、う…朝は低血圧なんだけどな…
妹と俺は正反対な性格だ、好奇心旺盛だし、俺は大半のものはどうでもいい(キッパリ)「ほら!いつもこの時間からはお散歩って決めてるでしょう!!」…ちなみに決めた覚えは無い、まぁ動かないと体がなまっちまうからなぁ…
「先に行ってるからね!」そう言うと妹は姿を消しながら、俺から見て真正面のほうに真っ直ぐ向かった。わかってると思うが、姿を消すのはニンゲンに姿を見られないようにするためだ、まぁ見られてもニンゲンなんかのノロマな移動速度じゃ絶対に追いつかないとは思うが、
さぁ行こうか…そろそろ、
…ん?、誰かに見られてる…? ふと、そう思った、だがその時は気のせいだと思ったんだよな、こんな広い草原で誰かに見られてたら、まず気がつくし、(本当に回りは何もない、遥かかなたに木が一本見えるだけだ)小さな野生のポケモンでもいるのだろうと気軽に考えた
「兄さん!早く早く!!」そう急かすなって…
妹は俺より飛ぶ速度は遅いから、(わざと遅く飛んでるのかもしれないが)案の定あっという間に追いついた、ん…?やっぱりだ、やっぱり誰かに見られてる、妹は気が付いていないみたいだが…
「どうしたの?兄さん??」、む、どうやら難しい顔してたら気配を悟られてしまったらしい。
俺は妹にその”怪しい視線”について話した。「またぁ、兄さんったら…」”心配しすぎだよ〜”と続く前にそれは向こうから姿を現した。
…それは、どう見ても友好的な(友好的でも多分、逃げるけどな)ニンゲンには見えなかった、一言で言えば”研究員”って感じか?(なんか変なものに乗ってるし)「逃げるぞ!!」俺はすぐに声を出し、妹の”う…うん”というかすかな返事を聞きながら全速力で飛んだ、
…おかしいな、、、、奴らにはどうやら俺たちの姿が見えているように感じる。明らかに俺たちを追いかけていた…が、ニンゲンが作った”ノミモノ”…あ”ノリモノ”か、で追いつけるわけもなく、あっさり視界から消えた。その研究員かなにかとおぼしき奴らが何か言ったが聞こえなかった
ふぅ…どうやら無事に撒いたようだな、、、ん…?、、うっ、、、いてて、、「どうしたの兄さん!?」妹がすぐに聞いてきた…うーーん、どうやら羽を痛めたらしい(筋肉痛か?…いや下手したら折れてるな、どっかにぶつけたらしい)痛さで姿を消せなくなった、、それを見て俺の妹も姿を現してその後はただ、おろおろとしていた。
と、その時向こうから”ニンゲン”がやってきた。さきほどの研究員とは微妙に(服装とか)違うっぽいが、そんなの関係ねぇ、たとえそいつみたいに人がよさそうに見えても、ニンゲンはニンゲンだ、
*「どうしたの?怪我したのかい??」
そのニンゲンはいきなり馴れ馴れしくそう話しかけてきた、たとえ答えることが出来てもてめぇなんかに誰が答えるか。…ただ黙っているとそのニンゲンがずかずか近づいてきて、俺の羽をさわり出した、、な…何をするっ…と(ポケモン語で言ってもしょうがないので)心で思った、…羽が痛まなければとうの昔にはっ倒してる
*「ふむぅ…これは完全に折れてるね…」
知ってるよ!!そんなの!!!、、、はっ倒…せないけど、、と思うやいなや、ニンゲン風に言うところの”ペンダント”のようなものそいつはいきなり俺の首にさげた、、ん?なんだこりゃぁ俺を馬鹿にしてんのか??…はっ倒、、、、せないからなにか技でもかけてやろうかな??それにしても…
「…なんだよこれは!!」
…んんん!!!!ありゃ?…俺ニンゲンの言葉喋ってる!!?うわぁ!!気もち悪ぅぅ!!!どうなってんだよ!これ!!
、、、、わけが解らず(俺がニンゲン語を話すという状況についてこれない)妹にもそいつは同じものをつけた、そいつが言うにはこれは俺たちの話している言葉をニンゲン語に変換できる”キカイ”らしい、、いやそのくらいは想像できたから??そういう意味じゃなくてな…馬鹿にしてるのか?自慢したいだけか??どちらにしろムカツクけどな、そんな気持ちを知ってか知らずか、ずけずけとそいつは話を続けた。ヲィ
*「これは直るのに一ヶ月はかかるねぇ…」
いや、お前治すつもりなん?…妹は早くも「えぇ!?それは困るなぁ…」とか反応してるけど、、とりあえずニンゲン追っ払う気はないのか?、、まぁ妹は元から俺のニンゲンを見かけたら基本的にはその場から離れる(怪しいニンゲンなら特に)、という暗黙の了解に疑問を持っていたっぽいからな、、、にしてもニンゲン慣れしてる…これは推測だが、隠れてニンゲンと交流していたんじゃあるまいな、、、?、、いや、うちの妹に限って、まさかそんな、兄不幸な、、、(って俺は親馬鹿か?)
っていうか、俺がこんな嫌がってるのに、このニンゲンは、、、あ、そうかニンゲンは俺たちみたいに動物の心を読めるまで進化してないんだっけ、まぁ心を読めるといっても、妹はかなり下手、、、というかほとんど出来ないし、考えてることを一言一句解るわけではないが、、、ん、、、、そういえばこいつはなにを考えてるんだ、、、、、?
*「ん?君はさっきからだんまりだね??どうしたの?」
うっせ、ニンゲンなんかと会話するかよ「そうだよ兄さん、この人、いい人っぽいよ」と妹は言うが…ニンゲンにいいも悪いもあるかよ、、、、んーーーでもこいつは確かに俺のことを本気で心配しているような…?いや、そんなはずは…そうだ、疲れてるんだ、、そうに違いない、、、もしくは長らくニンゲンにあってないせいで(ポケモンにはもちろんあってたが)能力が衰えたんだ、きっとそうだ、うん
…と軽く(今考えてみるとかなりありえない)現実逃避をしていると「兄さんこの人がなに考えてるのか解るんでしょう?」と妹が痛いとこをつく、、、う、、、
*「へえ…君は人間の心が読めるんだ?じゃぁ僕が本気で君たちを心配しているのもわかるでしょう?」
うーーん、、、、ニンゲンはニンゲン、、、、いてて、、、だんだん痛みが増してきた、気絶しそうなくらい痛い、、マジで、、、「兄さん、無理しないでさ…」う、妹が本気で心配してる…正直ちょっとこの顔には弱い(と、妹も知っている)、、いや、でもニンゲン、、、、うーー、、「兄さん…」そんなチワワみたいな目で俺を見るなよ、、、、、(この目にも俺が弱いことを妹は知っている)、、、うーー、、、
「わかった!わかった!!てめぇに直させてやるが、治療以外のときは俺や妹に半径10m以上近づくなよ!!あと、1ヶ月で直せないようならとっとと去るんだぞ!!分かったな!!!」
痛みと妹のプチ説得(脅迫?)で半ばやけになりながら、治療されるのを承諾したが、その1秒後にはかなり後悔した、(まぁニンゲンだしね)、、、俺がそう言うとそのニンゲンは一瞬かなり意外だという感じで驚いた顔をしたがすぐ冷静に
*「そんなの百も承知だよ、ちなみに僕の名前はてめぇじゃなくてウスイ、、、ウスイ トキマって言うんだ」
と返した。っていうかてめぇどうみても”僕”って年じゃねぇだろ、あと名前が”てめぇ”じゃない事ぐらいわかってる、やっぱ馬鹿にしてんのかな?、、、それにニンゲンの名前なんてどうでもいいんだが、
―その後は妹が好奇心でそいつにかなり質問をし始めた、ニンゲンはと言うと俺に怪しいキカイをかざしながら、”ほら完全に折れてるでしょう?”と言った、多分これで骨の様子を見ているんだろう、
あぁ気持ち悪い!、折れてるか折れてないか感覚で分からんのか?ニンゲンは??俺たちの話す言葉をニンゲン語に翻訳するキカイといい、どうしてこうゆう物作るかな…何か楽しいのか?、それとも己らのあまりにショボイ能力をさも補なっているかのように見せる(誰にだろう?自己満足か??)ためにやってんのか? 、、、まぁニンゲンがやってることで共感できることは何一つないがな、(無いと言うことにしている)
ところで妹の質問はと言うと(そのニンゲンの説明はハナから聞く気がないのでそのくらいしか聞くことがない、この状況じゃ十中八九眠れないしね)、このキカイは何?とか、どうしてここに来たの?、とか、やっぱり見た目どおり研究員なの?、とか、どうして研究員みたいのになったの?とか、私と兄さんどっちが好き?とか、(この辺りからもうほとんど聞いてない、どうでもいいし、、、、)
どうやら妹の質問である程度こいつについて分かったことがある、こいつの主張では(うん、嘘ではない、、、いいや、嘘だ嘘に決まってる、うん)こいつは、ポケモンが好きで好きで、一番ポケモンと触れ合えそうな、研究員になったんだと言う、ちなみに先ほど俺たちを追いかけた研究員とは別物らしい、、だがやはり、研究員になったらなったで、思い通り友好的に触れ合えないらしい(そりゃそうだ、普通のポケモンにとって研究員って正直マイナスなイメージしかないだろうよ、まぁ俺はニンゲンでなければ研究員でもいい)
―そんなこんなやってるうちにあたりはすっかり暗くなってしまった―。
ウスイというニンゲン「さぁて、今日はほとんど、精密検査だけで終わっちゃったね」
よくそんな小さいカバンひとつに色々入るなぁって思うほどいろんな機械が出てきた、そいつが言うにはキカイの小型化もさることながら、モンスターボールの技術も応用されているらしい、よく分からんが、、、(ちなみに分かっていると思うが質問したのは妹だ、俺は今のところまともな会話はしないようにしている)
ニンゲン「10mでいいんだよね?離れるのは??」
俺はそれを聞くやいなや”その倍だ!!20mだ!20m離れろ!!”と言ってやると、そのニンゲンは”ふふっ…君ってなんだか人間っぽいとこあるね”とか言い出しやがった、なにぃ!!!おれがニンゲンっぽいだと!!!!!ぶっとばす!!!!
妹はそいつが20m離れる前にもう寝ているみたいだ、早いな、、、、うーん――妹の寝顔を見てたら俺も眠くなってきた―みたいだ――いや――ニンゲンと同じスペース内(20m離れてるとはいえ)――で―寝る――わけ―――に―いか――――な―
Zzzz…
後日談として、寝ないつもりだったのに次の日気がついたら起きてました。(笑)、、ま最初に”まさかあんなことになるなんて”って言ったけど、この日は特にいざこざみたいなものは(あったけど)なかった。、、、おれが話したいのはこの次の日の話からなんだ、、、これを聞いてるやつにはもう少し付き合ってもらう、
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ウスイ「さぁて、早速今日のことを連絡しなくちゃね、(カタカタカタ、、、)―――こちら研究員No.007591―伝説のポケモン――はい――上手く出し抜きました――はい――目標を捕らえました―はい――はい――そうです――
――す べ て は こ ち ら の 計 画 通 り に 進 ん で い ま す ――」